できるってなに?

 実力って何だろう。仕事ができるってなんだろう。

 

大人になって、社会人になるとふとそんなことを考えることがある。

キャリアだってそうだ。

自分の市場価値、みたく定量化できるものでもない。

 

それに、どこでも使える定量的な価値はないし、

「置かれた場所で咲くスキル」も大事だ。

 

社会人の世界は、学生の頃と違って、点数という概念がない。

そこに何とかして定量かして評価するところが難しい。

 

結局のところ、できるできないというのは仕事の結果でしかわからないのである。

 

だから大切なのは「ハッタリ力」。これに尽きる。

 

すごーく大きな目でみれば起業だってそう。最初はハッタリにすぎない。

会社の価値だって自分が生み出した仮想敵だ。

その敵を倒せるくらいまで自分が成長するように頑張ればいいのだ。

 

だからハッタリでいい。

できなさそうな仕事をきたら「できる」と言うだけなのだ。

 

映画の「イエスマン」の本質は「ハッタリが自分を変える。」

そういったところなんじゃないかな。

 

そのハッタリを生み出すために自分をいかに解放できるか、

それが自分の人生のアッパーを生み出さない努力だ。

 

社会には正解なんて存在しない。

自分で正解にすればいいだけだ。

 

仕事なんてうんちだ。

どう消化しようが出てきたものでしかわからない。

 

読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)

読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)

 

 

今死ねるか。というKPI

人生はチャレンジの連続だ。というよりそうでなければならない。

こうしている今にでも、死ぬことへの時間は着実に短くなっているのだから。

大人になって忙殺されていると、こんな簡単なことも不意に忘れてしまうようになる。

 

情報の価値がほぼゼロの時代だからこそ、経験の価値がより高くなる。

だからモノ消費からコト消費へとかわってきたんじゃないか。

 

コト消費も、さらにバーチャルとリアルに変わりつつある。

VR観光よりも実際に行く観光の方が価値があがるだろう。

 

実際に経験を積み上げること、これは人生のストックに変わる。

お給料をもらって生きながらえて、というのはフローに過ぎない。

 

少しずつでも自分のやってみたい頂きに近づくためには

ストックを増やし続けることでしか叶わない。

 

ハウステンボスの社長の本「運をつかむ技術―18年間赤字のハウステンボスを1年で黒字化した秘密」はそのことを思い出させてくれる。

 

- 確かに失敗することは怖いが、本当に怖いのは、何もできずに死んで行くことだ。

 

本の中でハウステンボスの社長であり、HISの会長である澤田さんはそう語っている。

だから常に自分の首元にぶっとい針を仕向けながら「自分は今、死ねるか」

聞くことは非常に大事なことだと思う。

 

そこで、やっぱりあれが足りてないとか、これがやりきれてないとかが出てくるなら、自分が全力をもってリスクを取りに行って、チャレンジするべきだ。

 

チャレンジに失敗して半身をもがれることも、人生の全てを失うこともないのだから。

 

 

真善美の感性を磨くこと。

 

 こちらの本を読みました。受験エリート、システム偏重、サイエンスによりすぎた経営は生き残れる時代ではなくなってきていることを物語っていました。

 

世の中の価値観が「実定法」から「自然法」へのパラダイムシフトがおこっています。

言い換えれば、「実際に法律に従っているか」より「正しそうなことをしているか」が重要になりつつあります。

 

アウトプット主義に陥ったベンチャーは「実際の法律には違反していない」という名目のもと、事業をグレー(モラル・倫理的には微妙なライン)でせめて、バッシングを受ける事例が増えてきています。

かつてのDeNAであったり、ライブドアであったり。

 

我々の価値観も、中央集権的なもの、つまり国がこしらえたルールではなく、

個々人のモラル・道徳が判断する基準を重要視するようになりました。

 

こういう時代にあっては、私たちがおのおのの価値観を有し、あらゆるものを対自分として相対化していける力が求められます。

 

この本には、そういった物事の判断には自分の心に内在する「真善美」が非常に重要な価値をもつと述べられていました。

 

そしてその真善美は、ストーリーテリングを自分と対話しながら受け入れていくことで鍛えていけるようです。

 

具体的には、「小説を読むこと」「詩を読むこと」「哲学を考えること」「絵を見ること」でした。

 

小説はその世界の中での「真善美」を文章を通じて伝えるフォーマットです。

詩は、レトリックが真善美の中核となって伝えられるフォーマットです。

哲学は、考え方、考えた答えが合わさって真善美となっています。

絵は、凝視して自分の心と対話することでストーリーを引き出すものです。

 

ここに、昨今、マインドフルネスであったり、セルフアウェアネスの流れが来ているのかもしれません。

 

言語化できないのが悔しいところですが、「ロジカル」を「美しいと思うから」という”ロジック”が勝ることもあります。

 

街に出て、小説を読もう。絵を見よう。哲学を知ろう。

 

 

限界集落株式会社

限界集落株式会社

 
億男 (文春文庫)

億男 (文春文庫)

 
怖い絵 (角川文庫)

怖い絵 (角川文庫)

 

 

2018年のテーマ

2018年のテーマはFill the Gapです。

 

去年自分は、そこまで対外的にアウトプットを積み重ねきれず、

仕事で成長しつつも、そとからはあまり見えないという苦しみを抱えていました。

 

外からの自分と今の自分、そのギャップを見えるかし、埋めるフェーズ。

それが今年になると思います。

 

また、事業面でも、行き届いていないユーザーの「ジョブ」を満たしてあげて業績という形でフィードバックしてもう一段階上にもっていく必要もあります。

 

あるいは、今のプロダクトでは難しいと思ったら自分でなんらかのプロダクトをつくったりするかもしれません。

 

「やりたいこと」と「あるべきこと」とのギャップを埋める年にもなるでしょう。

今後2019, 2020と進んでいく上で、自分のポジショニングを明確化する。

それが今年の抱負です。

2017 読んでよかった本 5選

2017年も残り1日にとなりました。

 

今年読んでよかった本

 

1. フォークの歯はなぜ四本になったか

2. 新しい市場のつくりかた

3. ヤバい決算書

4. マーケットデザイン

5. ジョブ理論

 

1. フォークの歯はなぜ四本になったか

デザイン、それはプロダクトの価値を大きく左右します。

デザイナーがいて、考えに考え尽くされた結果そのデザインになる。

これが現代におけるデザイン過程のイメージです。

 

ではフォークはどうでしょうか。

いろんな形が大量に発明されて、それぞれの形にそれぞれの理由があって、

誰か一人の天才が生み出したものではないことがこの本を読むとわかります。

デザインとは、失敗と、発明の歴史の賜物であることを噛み締めるのに

良い本です。

フォークの歯はなぜ四本になったか 実用品の進化論 (平凡社ライブラリー)

フォークの歯はなぜ四本になったか 実用品の進化論 (平凡社ライブラリー)

 

 

2. 新しい市場のつくりかた

 市場とは、どのように生まれるのでしょうか。

昨今ではマーケティング - ポジション、セグメント、ターゲティング- と的確に

狙い撃ちされてマーケットが動いていくように見えます。果たしてそうでしょうか。

ビジネスで成功する方法の一つにブルーオーシャン戦略があります。

あなたにとっての問題は、誰かにとっての問題でもあります。

自分に感じた問題を解決するものをプロダクトにして、実際のマーケットにしてしまう。

誰かの一声がプロダクトを生み出し、文化へと変化し、市場に成長します。

何気なくあなたが使っているものも何処かの誰かの一声から生まれたものかもしれませんね。

この本は、市場に対する敷居を大きく下げてくれる力を持っています。

新しい市場のつくりかた

新しい市場のつくりかた

 

 

 

3. ヤバい決算書

財務分析から企業の問題は発掘できるか、を考えるのに面白い本でした。

決算短信や、言葉、実際の貸借表を書いてみるとおかしさに気づいたり、やはり

問題をはらんでいる会社はどこかに予兆が現れるものです。

 

数字のマジックにとらわれないように見抜く力をつけましょう。 

ヤバい決算書

ヤバい決算書

 

 

 

4. マーケットデザイン

 マーケットデザイン - 板寄せや、オークション、はたまた人のマッチングと現代では様々なもの・ひとがマッチングしあう時代です。

 

全体最適とは何か、需要と供給、物の値段はどうやってきまるのか。

こういった分野はノーベル経済学賞では最近のトレンドになっています。

一見科学が介在しにくそうなところにこそ、ゲーム理論などをつかってあるべき姿を見通す力が生きる時代です。

 

人同士はどのようにマッチングすれば全体最適になるのか、

物の値段は何をルールにオークションすればプラスサムゲームになるのか、

そういったことを考えるのも面白いですよ。

マーケット・デザイン オークションとマッチングの経済学 (講談社選書メチエ)

マーケット・デザイン オークションとマッチングの経済学 (講談社選書メチエ)

 

 

5. ジョブ理論

あなたの解決したいジョブはなんですか?

 

普段意識しないものの、人はサービスや商品を手に取るとき、解決したい課題が常に存在します。

 

マクドナルドを食べたいと言っていながら、実は「小腹が空いていて近くにある店がマクドナルドだから」という理由でそういっているのであればそれは「小腹が空いているのを満たす」というジョブを解決するためにマクドナルドを利用しているだけだったりします。

 

企業はそれを見抜かなければ、商品の種類を増やしたところで顧客はついてこないですよね。「ジョブ」の視点にたって初めて、「腹にたまるバーガー」開発へ向くわけです。

 

プロダクト、マーケティング、そういったものにフォーカスするのみならず顧客の「ジョブ」を基軸に考える。これがコト消費時代の生き残るための分水嶺になるのかもしれません。 

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶブックランキング第3位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム (ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶブックランキング第3位! ハーパーコリンズ・ノンフィクション)

  • 作者: クレイトン M クリステンセン,タディホール,カレンディロン,デイビッド S ダンカン,依田光江
  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
  • 発売日: 2017/08/01
  • メディア: 単行本
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面白かった本5つを紹介しました。おすすめです。

 

 

戦略

戦略。戦いを略すと書きます。「しないことを決めること」です。

 

たくさんある選択肢の中からやらないことをぽいぽい決めて、

やることだけに集中して進めていくこと。これが戦略です。

 

戦略を使う場面はたくさんあります。読書、投資、キャリア、掃除、、、などなど。

 

・戦略的読書

 読まない本を決めることです。これは少し難易度高い。

というのは、その本を読むべきものかどうかは読む前にはわかりにくいからです。

けど、その本の位置付けを自分の中に定義していれば、それが必要かどうかを

分けることができます。

 

たとえば、

 小説しか読まないと決めている人は、ビジネス書に手をかけません。

ここまではっきりとした線引きは難しいかもしれません。

その時について一番役立つのは読まずにして、本の中身を知ることです。

書店には、「本についての本」というジャンルの本が置いてあります。

「〇〇の名著30」、「読むべき△△のすべて」というのがそれにあたります。

 

気になってる本があったらビュッフェのように、つまみ食いしてみて、

本当にそれをばっかり食べしても大丈夫かを事前に知ることが、

戦略的読書への第一歩です。

 

・戦略的保有(投資)

 持たない株を決めることです。こちらは読書よりも簡単かもしれません。

自分がついていきたい会社を決めて、なぜついていきたいかを明確化できればいいのです。会社には経営戦略・企業理念・成長性・コーポレートガバナンス、と実際に株を持たなくても知れるメタ情報がたくさん存在しています。それを理解して判断すればいいのです。

 やっている事業ドメインベースで判断してもいいかもしれません。

分厚い「四季報」(事業の進捗とか、内容が書かれている本です)とかを見てもいいですし、ネットで調べて見てもいいかもしれません。

 

戦略。人間の最大の資産は時間です。

普段は、優先度をつけて切るための基準に時間を用いています。

本棚にたくさんの本を持っていても、今後それを読む時間はやってきますか。

たくさんの会社の株を持っていても、今後その株管理できる時間はありますか。

 

自らの等身大を見つめ直して、本当に自分にとって大切だと思うものに費やす。

それが戦略です。

足るを知る(老子)というのは一見すると、質素倹約が良しとされているようなイメージを受けますが、そうではありません。戦略的に物事を選択できていますか。その器はあなたの等身大を捉えていますか。ということを言っているように思えます。

 

 

 

現代思想の名著30 (ちくま新書 1259)

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心理学の名著30 (ちくま新書)

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会社四季報 2017年 4集秋号 [雑誌]

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地の利の科学

四月。北朝鮮とアメリカの睨み合いで経済は波乱の一か月だった。

 

一見すると、それだけのように見える。けど真実はこうだ。

 

ランドパワーの中国とシーパワーのアメリカの睨み合い。

 

地政学という学問はこういう眼を与えてくれる学問だ。

地政学を学ぶことで、「地の利」と政治の関係を学ぶことができる。

 

地政学の祖と呼ばれるのはマッキンダー。彼はイギリスの地理学者。

彼は著書の中で次のようなことを提唱している

 

世の中は二つの力に分かれる。大陸をもち陸の力を制するランドパワー勢力と、

海の力を制するシーパワーの勢力にわかれる。

 

そして、世界の真ん中に存在する世界島(ユーラシア大陸)の心臓部分(今でいうところのロシア・中国あたり)を制する者は、この世界を制するだろう。

 

 

これがものすごくざっくりとした地政学の世界観だ。

加えて、中国・ロシアは陸を収めし、ランドパワー、アメリカはシーパワーである。

アメリカも大きな大陸をもっているからランドパワーのように見えるが、国を大陸としてみるか・島としてみるかの定義は、周囲に脅かす国々が存在するかどうか、である。

 

アメリカは武力で周りから直接脅かす存在がないという点で、島なのである。

分類にはシーパワーにあたる。

 

それでいうと日本もシーパワーだ。シーパワー国家では、国土が小さければ小さいほど、国土を守るために必要な武力も少量で済む。持て余した武力を外部の植民地化に割くことができ、侵略を積極的にできる特徴がある。その文脈でみれば、イギリスのようにかつて大きく植民地を持ったことも納得できよう。

 

ニュースでなんなく流れていることがらも、地政学の眼鏡をかけるだけで、勢力が逆転したり、見方が大きく変わったりもする。

 

世の中は思ってるほど簡単じゃないけど、思ってるほど複雑でもないかもしれない。

 

マンガでわかる地政学 (池田書店のマンガでわかるシリーズ)

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現代の地政学 犀の教室

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マッキンダーの地政学ーデモクラシーの理想と現実

マッキンダーの地政学ーデモクラシーの理想と現実