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AIは資本主義を終わらせるか

資本主義・仕事論

結論

終わらないはずだ。

 

理由

 

資本主義の下、技術革新は常に起こり続けている。

それにともなって、労働者一人が生産できる価値は日に日に増大し続けている。

たとえば労働者に求める一日の生産価値が80だったとして、

最初8時間労働が必要だったとき、

技術革新で生まれた機械の単位時間あたりの生産量が40になるならば、

労働者の必要時間は2時間になる。 

 

次に経営者はこう考える。

必要労働時間が8時間から2時間になったなら余った6時間は余剰労働時間に使える

 

これが資本主義の不都合な真実だ。

資本主義は、労働者を価値生産のために時間を用いていて、その価値生産を満たせば

給与は払われる。それはその価値生産に必要な労働の再生産コストとして。

 

資本主義には、効率化、技術革新を推し進め、 労働者を解放する可能性を内包しているのにもかかわらず、システムがさらにその状況を悪化しているように見える。

 

AIの開発が進み、人の仕事がなくなっていったと同時に、資本主義下では、他の労働における余剰労働力としての労働者が増加するだけであって、実際に人が働かなくてよくなるというようなユートピアが生まれることはないと思う。

 

 

資本論 1 (岩波文庫 白 125-1)

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ビギナーズ 『資本論』 (ちくま学芸文庫)

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