情報の整理、圧縮
川上量生著「コンテンツの秘密」に、
コンテンツとは、世の中の道具(みんなが知っているもの)ー本の中では客観的情報と書かれているのだがーを用いて、自分にしか見えなかった情報ー対比的に主観的情報と呼ばれるーを表現したもの、と定義されている。
ビジネス本・小説・新書・文庫、様々な本を読んで最も重要となるものは次の二点である。
・自分にとって乗っている情報がいかに映ったか
・乗っている情報の本質はなんだったか
すなわち、本の消化とは、この情報を取得することなのではないかと思う。(百科本や教科書といったものは例外である)
本の内容は1日にして腑に落ちることはあまりなく、ワインのように一度寝かしておくことも重要である。その間にふつふつと内容を反芻するうちにニューロンが他のニューロンとつながって回路が生成される。その後読み直した時に回路全体の地図が手に入る。
地図をみて、気になる場所があればそこへ飛ぶ。もう一度その風景をみて感じたことをメモしておく。
だから、最後にはそのメモと地図さえあればいい。
本棚から本があふれそうになったら、本当にその本がずっと残すべき情報価値のもったものかどうかを確かめるといい。
コンテンツの秘密―ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書 458)
- 作者: 川上量生
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/04/10
- メディア: 新書
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