2016-01-01から1年間の記事一覧

エンジニアのあるべき論に対して思うこと

エンジニアってこれがいいよね、みたいな同調圧力が強くてダルくなることがある。 ライブラリを作って公開して、いっぱい星がついて、そういうエンジニアが最高だ。 みたいな風潮のことです。 既視感を感じたけど、よくよく大学の理学部と工学部の関係に近い…

転職して二ヶ月がたった。

「大学を出てから2年経たないうちに転職した。」 こういうとめっちゃ何も考えずに転職した感。 けど、転職しました。 それから二ヶ月が経って転職までの経緯を整理したくなったのでメモ。 転職した理由は2点。 「経営者に対する不信」と、「自分のできるこ…

読書論のススメ

読書。それは本を読むことですが、その読書について考える機会は意外とありません。 読書について 他二篇 (岩波文庫) 作者: ショウペンハウエル,Arthur Schopenhauer,斎藤忍随 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1983/07 メディア: 文庫 購入: 27人 クリッ…

アダムスミスが見たかったもの

1700年代後半。イギリスはフランスとの戦争のあと、財政的にも借金(国債)が嵩み非常につらい状況でした。当時の経済を支配していたのは重商主義。貿易で儲けさえすればいいというような中、貧しい国民には、植民地であるアメリカの防衛コスト、税金のため…

反知性主義(2)

反知性主義 - 「あなたが何を言おうと私が正しい。異論は認めません」といった考え方。 世の中はどんどん反知性化していく。正しさの定規が柔らかさを失って、決して折れない頑固な定規になりつつある。日本は反知性の先進国だ。 リーダー組織で一番やっては…

反知性主義⑴

反知性。言葉からするとものすごい禍々しいイメージがあるかもしれません。 でも日本はすごく反知性的な傾向のある国なんだと思います。 本をたくさん読み、これが「正しい」ことなんだと考えて、それ以外は正しくない。 実はこれが「反知性的」という態度だ…

シンゴジラと学ぶ日本という島国論

シンゴジラ見てきました。めっちゃ面白かった。 ゴジラ系列は、初めて見ました。 ものすごく日本の国の「傾向と対策」が明確に表現されていて非常に興味深い作品でした。 ゴジラは未知の存在です。未知の存在が日本に現れると国は、政治は、国民はどう動くの…

モノを消費する時代からコトを消費する時代へ

ものの豊かさという時代がおわり、日本だと今ではバブル崩壊後失われた20年なんて呼ばれる今の世の中ですが、世の中の若者は思っているほど不幸せではなかったりします。 若者は、貧しければそのなかで幸せを生み出す。人とはそういうものだと社会学者の古市…

菩薩のいたみち。

「悟り」ということばを聞くと人はどんなイメージを抱きますか。 仏教の三つの情炎ー嫉妬と怒り、妄想。それらを無にできたら仏になれそう。 そんなイメージではないでしょうか。 ですが、ブッダは、実はそもそも「ただの人」であることが、多くの人の心の支…

諦めること。そして、諦めないこと。

きっと、あの人はこう思ってる。人は他人のことを自分の立場に置き換えて考えてしまいがちだ。 けれども、そこにはエゴがある。人の考えなんてお見通しだ。というエゴだ。 そのエゴー言ってみれば一種の呪いのようなものーから解き放たれるためには、 いろん…

なぜギークは良い作り手になりうるのか

いい聞き手はいい話し手になりうる。 いい読み手はいい書き手になりうる。 こういう言葉を聞いたことがあるかもしれません。 年下なのにしっかりしてる、あるいは若いのにも関わらず目上の人にも話を聞くし、年下の人にたいしても見下したりしない。こういう…

新しいことをすることは、ルールを知ること

人に、何を目的として本を読むの?、とか、経済を勉強するの?とか、3Dを勉強するの?とか、聞かれることがよくある。けど明確な目的はないことがおおい。 でも、一つ言えるのは世の中にはルールを知っておけば参加できる「ゲーム」がたくさんあるということ…

徒然草に学ぶ

時は201X年。エンジニアという仕事が存在する時代。 IT業界の時代はオープンソース。人類の発展に自らの技術力を捧げることで 徳がつめると考えられていた頃である。 僕もコミッタとかソースをあげられる人になりたい、そんな思いはあるものの Githubの草は…

本棚と生け簀

本棚は生け簀であるべきだ。 生け簀とは、 取った魚などを一定期間飼っておく所。水槽や、池または海岸の水中を竹垣や網で囲ったものなど-(出典:goo) のことを言う。 水槽の中にこれから食べられることを待ち遠しく魚が泳いでいるあれのことである。 情報は…